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  評判2歳馬の期待値(放談A&放談X)
ナイトジャスミン
牝 父:ディープインパクト 母:ウィンターコスモス 栗東・吉田直厩舎
体質の弱さから現役時代は未出走に終わった母ウィンターコスモスだが、その母ミスパスカリは種牡馬クロフネの半妹という良血馬。馬主はもちろん、父も母も(母父も母母も)所有していた金子真人ホールディングス。サンプルこそ1頭のみだが、ディープインパクト×母父キングカメハメハという配合は、今年の牝馬クラシック戦線で活躍したデニムアンドルビーと同じ。血統面での期待値は相当高そうだ。11月中旬に栗東に入厩し、ゲート試験も合格済み。年明けのデビューを目指し乗り込みを続けていく。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:70  放談Xの期待値:25




(2013.12.19)


ベッラレジーナ
牝 父:ネオユニヴァース 母:ベッラレイア 栗東・平田厩舎
母ベッラレイアは07年のフローラS勝ち馬で、同年のオークス2着、翌年のエリザベス女王杯を3着と牝馬戦線で活躍した。その初仔となる同馬だが、早生まれ(2月3日)にしては小柄(馬体重430キロ)な点が多少気掛かり。この父らしく、気性の悪さも目立っているのが現状だ。調教ではまずまずの動きを披露しているが、母同様の活躍を期待するには心身共に成長が必要だろう。今週日曜の阪神芝1600mでデビュー予定。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:20  放談Xの期待値:60




(2013.12.12)


オースミフブキ
牝 父:マンハッタンカフェ 母:オースミハルカ 栗東・荒川厩舎
母は牝馬限定重賞を4勝し、GIエリザベス女王杯を2年連続2着するなど活躍。繁殖としても3番仔のオースミイチバン(父アグネスタキオン)が重賞2勝(兵庫CS、ダイオライト記念)を挙げている。体質の弱さもあって調整が遅れていたが、先日無事に栗東に入厩した。『兄姉と違って気性は穏やか。後はもう少し走る方に気が向いてくれれば…』と関係者。レッドディザイア、ジョーカプチーノを輩出したマンハッタンカフェ×Caerleon系種牡馬という配合は魅力。もう少し体質の強化が必要だが、一発の魅力は秘めている。
ミーハー値:40  放談Aの期待値:20  放談Xの期待値:60




(2013.12.05)


ブルーロータス
牝 父:ディープインパクト 母:ピンクカメオ 美浦・国枝厩舎
母は07年のNHKマイル勝ち馬で、その兄ブラックホークは99年スプリンターズS、01年安田記念の勝ち馬。早期デビューを目指して4月に入厩したが、疲れが出たため一旦放牧に出されていた。10月中旬に帰厩後は順調に調教メニューを消化し、今週土曜の東京芝1600mでのデビューを予定している。クロウキャニオン(ボレアス、カミノタサハラ、マウントシャスタ、ベルキャニオン)、ウィキウィキ(ウリウリ、エンドレスノット)、ソニックグルーヴ(アドマイヤキンカク、カノーロ)など、活躍馬を量産している“ディープインパクト×母父フレンチデピュティ”。初仔だけに未知の部分は大きいが、GI勝ちの実績がある母だけに、この配合の最高傑作の可能性も。
ミーハー値:70  放談Aの期待値:30  放談Xの期待値:40




(2013.11.21)


ベルフィオーレ
牝 父:ディープインパクト 母:ワンフォーローズ 栗東・藤原英厩舎
日本で馴染みの薄い牝系だが、母はカナダで15勝を挙げる活躍。繁殖としても、初仔のレディアルバローザが中山牝馬Sを連覇し、2番仔のキャトルフィーユは忘れな草賞を勝ってオークスに駒を進めた。3番仔にして初の牡馬であるロードジェネラルこそわずか1戦で引退してしまったが、再び実績ある牝馬に出た同馬は巻き返しに期待がかかる。『姉達とタイプは違うがいい背中をしている。距離も長い方が良さそう』と関係者。調教では福永騎手が何度も跨って感触を確かめているだけに、陣営の期待も高そうだ。今週の日曜京都芝1800mの新馬戦でデビューする予定。牡馬と混じっての初陣となるが、ここで結果が出せれば来春が楽しみ。
ミーハー値:40  放談Aの期待値:50  放談Xの期待値:60




(2013.11.14)


サイバーロイド
牡 父:Empire Maker 母:Stunning Image 栗東・角居厩舎
Empire Maker産駒は芝で8勝(11月5日現在)を挙げているが、内5勝は父の代表産駒でもあるフェデラリスト(重賞2勝)が挙げたもので、他の3勝は重馬場と2歳戦でのもの。ダート33勝(11月5日現在)が示しているように、基本的にはダート馬とみて間違いないだろう。ただし、同馬は 祖母が名種牡馬Seeking the Goldの妹という良血馬。近親には芝の中距離で活躍したザフォリア、フェイトトリックスらの名前もあり、これまで輸入されてきたコテコテのアメリカン配合に比べると芝を走れる下地はありそうだ。『大物感に溢れている。この馬は覚えておいたほうがいい』とは育成関係者。年明けのデビューになりそうだが、一発の魅力は秘めている。
ミーハー値:20  放談Aの期待値:70  放談Xの期待値:40




(2013.11.07)


デビル
牡 父:ダイワメジャー 母:スプリットザナイト 栗東・笹田厩舎
わずか2戦で現役を退いた母だが、繁殖牝馬としては、重賞2勝を挙げ08年の有馬記念を2着したアドマイヤモナークを輩出。以後、良質な産駒に恵まれていないものの、同馬は12年のセレクトセールにて6400万円の高額で落札された。ダイワメジャー産駒と相性のいいDroneが牝系に入っている点も好感で、久々の“当たり”となるか注目だ。ただし、現時点での動きに特筆すべき点はなく、長い目で見たい1頭。
ミーハー値:40  放談Aの期待値:15  放談Xの期待値:30




(2013.10.31)


ミッキーラブソング
牡 父:キングカメハメハ 母:コイウタ 美浦・橋口厩舎
母は07年のヴィクトリアマイル勝ち馬。その3番仔となる同馬は12年のセレクトセールにて6300万円の高値で取引された。だが、初仔のアルティメイトラブ(父シンボリクリスエス)、2番仔のクルトメッシュ(父ホワイトマズル)は共に中央未勝利で登録を抹消している(アルティメイトラブは後に中央再転入)。父がキングカメハメハに変わり、配合レベルだけ見れば過去最高ともいえるが、過度の期待は禁物だろう。先日、無事入厩を果たしたが、まだ線の細さも目立つ現状。現時点では取りたてて強調材料がない。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:20  放談Xの期待値:25

スペースカウボーイ
牡 父:Tapit 母:カウガールズドントクライ 栗東・村山厩舎
村山厩舎のTapit産駒といえば真っ先に思い出されるのがテスタマッタ(09年JDD、12年フェブラリーS勝ち)だが、息の長いタフな競争生活を送っている厩舎の大先輩と違い、こちらは非力な印象が否めない。6月初旬に函館競馬場に入厩するも筋肉痛を発症し、わずか1週間で退厩。8月下旬に入厩した際には馬体の線の細さもあってゲート試験に戸惑り、後に試験は合格するも左前脚に骨瘤を発症してしまった。現在も腫れと熱感が残っている状態で、デビュー時期は定めずにじっくりと調整されていくとのこと。POG期間内の活躍は厳しそうだ。
ミーハー値:30  放談Aの期待値:30  放談Xの期待値:15




(2013.10.24)


リバーソウル
牡 父:ネオユニヴァース 母:ソニンク 栗東・浅見厩舎
ランフォルセ(エルムS、ダイオライト記念)、ノーザンリバー(アーリントンC)ら重賞ウィナーを筆頭に、モンローブロンド(中央4勝)、ルミナスポイント(中央5勝)、ノットアローン(中央3勝)など、活躍馬を多く輩出しているソニンクの3年ぶりの産駒。初仔のアコースティクスもダービー馬ロジユニヴァースの母として有名で、同馬はロジユニヴァースと4分の3同血の関係ということになる。加えて、ヴィクトワールピサと同じネオユニヴァース×母父Machiavellianという配合。3×4のHaloクロスが発生していることから、走るネオユニヴァース産駒のお手本のような配合と言えるだろう。個人馬主(林正道氏)で情報こそ少なかったが、今週の日曜京都新馬戦(芝1800m)でいよいよベールを脱ぐ。
ミーハー値:50  放談Aの期待値:60  放談Xの期待値:55




(2013.10.17)


アスキーコード
牡 父:ネオユニヴァース 母:シークレットコード 美浦・和田厩舎
母はキャリア1戦で阪神JFを2着に好走。その後は精彩を欠き、早々と繁殖入りしてしまったが、初仔のマトリックスコード(父ハーツクライ)が新馬勝ちを決め、続く500万条件でも僅差の2着。今後の飛躍が期待されている1頭だ。その兄同様、同馬も500キロを超える大型馬。まだ重苦しさは残っているが、馬体重のわりに素軽い動きを見せているとのこと。父の産駒にありがちな気の悪さも今のところは見せていない点も好感だ。デビュー戦は10月19日の東京芝1800mを予定。
ミーハー値:30  放談Aの期待値:20  放談Xの期待値:15

クリューサオール
牡 父:キングカメハメハ 母:レクレドール 栗東・池江厩舎
母は重賞2勝馬で、全兄がステイゴールドという良血馬。繁殖牝馬としては半姉ラルシュドール(父シンボリクリスエス)が中央3勝、全兄クラージュドールが中央2勝と、血統的期待値からすると物足りない印象も、まずまずの成績を収めている。ただ、どちらも勝ち上がりは3歳になってからという点は気になるところ。ステイゴールドも大成したのは古馬になってからで、この一族は総じて晩成の傾向があるのかもしれない。同馬も、間もなく入厩の態勢が整うとのことだが、馬体は570キロと超大型。力強さこそあるが、素軽い印象はなく、やはり本格化には時間を要するだろう。
ミーハー値:50  放談Aの期待値:20  放談Xの期待値:15




(2013.10.10)


ノーブルプラネット
牡 父:ディープインパクト 母:ノーブルステラ 美浦・堀厩舎
社台TCで総額8000万という高額で募集されていた同馬だが、右後膝のボーンシストを発症し、デビューの目処が立たないとの判断で募集取り止めとなっていた。しかし、その後は順調に回復。入念な乗り込みを続け、9月21日に美浦・堀厩舎へと入厩した。『ボーンシストの影響はなさそう。まだ若さが目立っているが、やはり光る物は持っている』と関係者。母は米8勝、半姉ノーブルジュエリーは中央5勝。2番仔で全姉のノーブルコロネットもフィリーズレビュー4着など、まだまだ上を目指せる馬。ある程度は計算できる1頭で、幼少期のアクシデントで嫌われるようなら、逆に狙い目かもしれない。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:60  放談Xの期待値:25

ボラーレ
牡 父:Sea the Stars 母:Vodka 栗東・角居厩舎
母は史上3頭目の牝馬による日本ダービー制覇を達成し、GI7勝を挙げた名牝ウオッカ。父は英2冠馬で、GI6連勝で凱旋門賞を制したSea the Stars。世界的名馬同士の夢の配合として注目されているのがこのボラーレだ。間もなく入厩態勢が整うとのことで、注目の初陣は年末〜年明けになるだろう。すでに話題となっているように、同馬は600キロ近い馬体重を持つ超大型馬。父の日本の馬場適性が未知数な分、超大型馬となれば全くの不発に終わる可能性も高い。本格化にも相当な時間を要しそうなタイプで、ことPOGに限っては過度の期待はしない方がよさそうだが…。
ミーハー値:100  放談Aの期待値:10  放談Xの期待値:40




(2013.10.03)


レッドロンメル
牡 父:スペシャルウィ−ク 母:シェアザストーリー 栗東・石坂厩舎
半姉レッドクラウディアは交流重賞クイーン賞勝ち馬。近親にはデュアルスウォード(中央ダート5勝)、ディオスクロイ(中央ダート4勝)、アドマイヤベッカム(中央ダート4勝)らがおり、ダート路線で活躍馬を多く出している一族だ。ここまでは大きなアクシデントもなく、順調に課せられたメニューを消化。9月25日に栗東・石坂厩舎に入厩した。『姉と似ているが、調教の動きなんかを見ると芝でもやれそう』と関係者。ダートでの活躍はある程度約束されているだけに、芝もこなせるようだと今後が非常に楽しみな1頭。
ミーハー値:40  放談Aの期待値:65  放談Xの期待値:55

ラハイナルナ
牡 父:Sea the Stars 母:Starlight Dreams 美浦・国枝厩舎
半兄に愛英のGIを4勝したマスタークラフツマン。そのマスタークラフツマンが敗れた2000ギニー、英国際S、愛チャンピオンSの勝ち馬が同馬の父であるSea the Starsで、配合的になかなか興味深いものがある。パカパカファーム生産馬×金子真人HD所有×国枝厩舎と言えば、07年のNHKマイルCを17番人気で勝利したピンクカメオと同じ。日本の馬場の適性がカギとなりそうだが、一発の魅力を秘めていそうなバックボーンはある。余談だが、同馬は元々“オリオンハート”で競走馬登録される予定だったが、突然“ラハイナルナ”に馬名変更となった。金子真人HDの急な馬名変更はそれほど多くなく、現3歳では“ヒアズトゥユー”から馬名変更されたデニムアンドルビーが活躍中だ。
ミーハー値:30  放談Aの期待値:70  放談Xの期待値:75




(2013.09.26)


ブロンシェダーム
牝 父:ディープインパクト 母:スリープレスナイト 栗東・橋口厩舎
母は08年のスプリンターズSを勝ったスリープレスナイト。その初仔として期待される同馬だが、やはり馬体は小柄。皮膚病、骨膜炎、跛行など体質面でも弱いところがあり、競走馬として大成するにはやや時間を要しそうだ。現在も本格的な負荷をかけれるほど調教は進んでいない。母は同馬の全弟にあたる2番仔を出産して間もなく橈骨骨折で予後不良となり、その全弟も今春死亡が確認された。優秀な牝系の血を繋げていくためにも、競走馬としてではなく繁殖牝馬として期待したい1頭だ。
ミーハー値:70  放談Aの期待値:10  放談Xの期待値:20

ディアデルレイ
牡 父:キングカメハメハ 母:ディアデラノビア 美浦・牧厩舎
オークス、エリザベス女王杯、ヴィクトリアマイルを3着し、重賞3勝をあげるなど牝馬路線で活躍した母ディアデラノビア。POGでも毎年話題になる血統ではあるが、兄姉はいずれも1勝馬(9月16日現在)と目立った結果を残せていない。また、母も含めてこれまでこの血統を管理してきた角居厩舎の手元を離れ、同馬は美浦の牧厩舎に入厩。正直、人気は下火になっている印象だ。5月8日に入厩し、同月24日にゲート試験合格。そのままNF天栄に放牧に出され、先月末に再入厩した。まだ重苦しさは残っているが、9月29日(中山芝1800m)のデビューに向けて徐々に態勢は整いつつある。母の競走成績から素質の高さは疑いようがないだけに、関東での新味に期待したい。
ミーハー値:70  放談Aの期待値:30  放談Xの期待値:40




(2013.09.19)


デュエット
牝 父:コンデュイット 母:ランニングヒロイン 栗東・須貝厩舎
半兄に08年のジャパンCを勝ったスクリーンヒーロー(父グラスワンダー)。兄は見栄えのする好馬体が印象的だったが、同馬は410キロそこそこと非常に小柄。ただ、7月中旬の入厩以降も、負荷をかけながら体が増えているというのは良い傾向で、調教でも素軽い動きを連発している。今週の阪神土曜・芝1600mを岩田騎手でデビュー予定。大物感こそ感じないが、小柄な馬だけに仕上がり早。初戦から注意。
ミーハー値:30  放談Aの期待値:20  放談Xの期待値:25

レインオーバー
牡 父:キングカメハメハ 母:ダンスパートナー 美浦・堀厩舎
ロイヤルパートナー(中央3勝)、ドリームパートナー(中央4勝)、ダンスオールナイト(中央5勝)、フェデラリスト(重賞2勝)など、繁殖実績だけを見るならまずまずの印象を残しているダンスパートナーだが、時としてマンボパートナーやスマーティダンスのような大ハズレを出してしまうのだから難しい。また、結果を出している産駒も、POG期間終了後に良績が集中しているだけに、晩成タイプが多いのが特徴だ。同馬の全姉であるラカも9月12日現在未勝利。良血とはいえ、POGで狙うメリットはない。
ミーハー値:80  放談Aの期待値:30  放談Xの期待値:15




(2013.09.12)


アトム
牡 父:ディープインパクト 母:シャイニングエナジー 栗東・池江厩舎
母シャニングエナジーは米GI勝ち馬。初仔のアメリカンドリーム(父Dynaformer)は500万で頭打ちの状態が続いているが、持ち込み2年目で父がディープインパクトに変わった同馬はセオリー通り狙い目の1頭だろう。ディープインパンクト×母父Rahyという配合はサンプルが少ないため目立った活躍馬は出ていないが、ディープインパクトと相性のいいHaloクロスが発生。また、同馬の牝系にはトーセンラーを輩出したLyciusの血が入っており、極めて好走確率の高い配合と言えそうだ。デビュー戦は阪神開幕週の芝1600mを予定。やや切れ味に欠ける印象があり、将来的には中距離が主戦場となりそうだが、この距離を楽にこなせるようであれば、今後が非常に楽しみだ。
ミーハー値:50  放談Aの期待値:60  放談Xの期待値:70

オルドリン
牡 父:キングカメハメハ 母:ムーンレディ 栗東・角居厩舎
半兄は2010年のダービー馬で昨年の天皇賞・秋を勝ったエイシンフラッシュ(父King's Best)。以降は母ムーンレディから目立った活躍馬は出ていないが、同馬の父はエイシンフラッシュ以来のミスプロ系種牡馬となるキングカメハメハ。キングカメハメの父もKing's Bestと同じKingmamboなので、エイシンフラッシュとは4分の3同血ということになる。『多分に成長の余地があり、完成するのはまだまだ先』と言われていたが、今夏の充実したトレーニングで確実な良化を感じさせ、先月末に山元トレセンへ移動した。『考えている以上に成長してくれている。今後が楽しみ』と関係者。年内デビューが可能となれば、かなり面白い存在となりそう。
ミーハー値:100  放談Aの期待値:55  放談Xの期待値:35




(2013.09.05)


カラジャス
牡 父:ジャングルポケット 母:ケアレスウィスパー 美浦・国枝厩舎
母ケアレスウィスパーは、11年の天皇賞(秋)を勝ったトーセンジョーダン、昨年のダービーを3着したトーセンホマレボシの半姉という良血馬。初仔ながら500キロを超す雄大な馬体で、『柔らかさと力強さを兼備。乗り味だけならここ(NF空港)では抜けている』と育成時代から高い評価を受けていた。調整は順調に進み、7月末に美浦に入厩。ゲート試験合格後はさらなる成長を促すために放牧に出されたが、そこでノド鳴りの症状が発覚。軽度ではあるが、左右の弁が軽く麻痺している状態で、近日中に施術されることになった。ダイワメジャーの様に、術後に完全復活するパターンもあるが、中には再発して競走能力を制限された競走馬も数多くいる。血統的期待も大きいだけに、やや心配なアクシデントだ。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:40  放談Xの期待値:15

マナオラナ
牝 父:キングカメハメハ 母:スカーレットレディ 栗東・石坂厩舎
半兄にヴァーミリアン(父エルコンドルパサー)、キングスエンブレム(父ウォーエンブレム)、全兄にソリタリーキング(父キングカメハメハ)と、ダート重賞勝ち馬が多くいるPOGではお馴染みの注目の血統だ。ただ、牝馬に出たせいか、兄達に比べると非力な印象が拭えず、これまでも飛節部分に血腫ができたり捻挫をしたりと、決して順調ではなかった。ここにきて心身の成長を感じさせるが、近年は産駒の勢いも陰りを見せているだけに、過度の期待は禁物かもしれない。
ミーハー値:80  放談Aの期待値:20  放談Xの期待値:25




(2013.08.29)


レーヴデトワール
牝 父:ゼンノロブロイ 母:レーヴドスカー 栗東・松田博厩舎
デビューした産駒(5頭)全てがオープン馬という安定と実績の母レーヴドスカー。一方で、体質の弱さがネックになり、初仔のナイアガラ(通算28戦)以外は、レーヴダムール(通算2戦)、アプレザンレーヴ(通算7戦)、レーヴドリアン(通算9戦)、レーヴディソール(通算6戦)といずれも競走生活をまっとうせずにターフを去ってしまった。走るのは間違いない血統なだけに、当然同馬に求められるのも体質の強さ。『兄姉と比べて柔らかい』というコメントこそ出ているが、柔らかい=故障しないというわけではなく、『これ(故障)ばっかりは実際に使ってからじゃないと何とも…』というのが本音だろう。8月22日に函館競馬場に入厩。まずはゲート試験合格を目指し、秋のデビューに向けて調整していく。
ミーハー値:100  放談Aの期待値:80  放談Xの期待値:90

アルティマプリンス
牡 父:キングカメハメハ 母:アルティマトゥーレ 栗東・安田隆厩舎
母アルティマトゥーレは仏GIモーリス・ド・ゲスト賞2着のエアトゥーレの初仔で、自身も中央で7勝(重賞2勝)を挙げた。近親には皐月賞馬キャプテントゥーレや、兵庫CSを勝ったゴールデンチケットなどもおり、活躍馬を多く輩出している一族だ。『(同厩舎の)ロードカナロアの後継はコレ』と関係者の期待は高かったが、今週になってトウ骨遠位端の剥離骨折が判明。入厩を視野に入れだした矢先の出来事なだけに、あまりにも痛すぎるアクシデントとなってしまった。四肢の回転が速く、母系から継いだ類い稀なるスピードが魅力だった同馬。デビューは年明けになりそうだが、復帰するまで忘れずに覚えておきたい存在だ。
ミーハー値:80  放談Aの期待値:40  放談Xの期待値:25




(2013.08.22)


ダイワレジェンド
牝 父:キングカメハメハ 母:ダイワスカーレット 美浦・国枝厩舎
母はGI4勝の名牝ダイワスカーレット。初仔のダイワレーヌ(父チチカステナンゴ)こそ不発(未勝利引退→繁殖入り)に終わったが、虚弱体質とチチカステナンゴがその要因なのは明らかだろう。2番仔である同馬は父キングカメハメハ。ローズキングダム(母ローズバド)、ルーラーシップ(母エアグルーヴ)、トゥザグローリー(トゥザヴィクトリー)などベタな母ならわりと素直に活躍馬を出す傾向にあり、体質面さえ問題なければまずまずの期待はできそうだ。ただし、キングカメハメハ×母父アグネスタキオンという配合から活躍馬は出ておらず、サンプルこそ少ないが2勝馬すらいない点は気になるところ。6月にゲート試験を受けた後は成長放牧に出されていたが、先日無事に帰厩。デビュー戦は9月8日の中山芝1600mを予定している。
ミーハー値:100  放談Aの期待値:10  放談Xの期待値:10

ビーイノベイティブ
牡 父:クロフネ 母:ビーポジティブ 栗東・藤原英厩舎
母ビーポジティブは01年のエリザベス女王杯を勝ったトゥザヴィクトリーの全妹で、自身も交流重賞クイーン賞の勝ち馬。これまで良質な産駒に恵まれていなかったが、全兄のトリップが弥生賞、ジャパンダートダービーを2着するなど、ようやく血統の良さが開花した印象だ。育成時代から雄大な馬体が目に付いていた1頭だが、この暑い時期にも関わらず体重は増え続け、現在は580キロにまで成長した。『乗り込みを重ねても絞れない。重苦しさはないんだけど…』と関係者。しばらくは馬体を絞っていくことに重点を置いた調整を進めるようだが、芝向きの素軽さは期待しない方がいいかもしれない。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:40  放談Xの期待値:20



(2013.08.15)


キュリオスティー
牝 父:ディープインパクト 母:キュー 美浦・戸田厩舎
ディープインパクト×母父フレンチデピュティという配合については先週のカノーロで述べたとおり。同馬は半兄に共同通信杯を勝ったブレイクランアウト(父Smart Strike)、全兄に1000万クラスで活躍中のエネアドがいる。6月1日に入厩したが、ゲート練習に時間を費やしてしまい、本格的に追い切りが始まったのは7月に入ってから。その後はウッドチップコース中心の追い切りが行われているが、動きも時計もまだ平凡なもの。現時点では力不足の印象は否めない。全兄のエネアドと違い、気性面での難しさはないようだが、能力の面では若干疑問符が付く。今後の成長に期待したい。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:40  放談Xの期待値:30

プライマリーコード
牝 父:クロフネ 母:インディスユニゾン 栗東・佐々木厩舎
母の繁殖実績は中央4勝のリーチコンセンサスが目立つ程度だが、重賞4勝を挙げたフサイチエアデールの全妹という良血馬。同馬は遅生まれということもあり、春先には基礎体力の構築を中心とした調整だったが、暖かくなってから心身ともに急成長。当初は秋とされていた移動予定を大幅に早め、6月29日に函館競馬場に入厩した。クロフネ産駒らしい大トビでゆったりとした走りが印象的で、調教では先週の新馬戦2着馬(シシャモオージ)を煽るなど絶好の動きを見せている。今週日曜函館芝1800mでデビュー予定。将来性はともかく、2歳戦ならコンスタントな活躍を期待できそうだ。
ミーハー値:20  放談Aの期待値:30  放談Xの期待値:70




(2013.08.08)


カノーロ
牝 父:ディープインパクト 母:ソニックグルーヴ 美浦・堀厩舎
ディープインパクト×母父フレンチデピュティという配合はボレアス、カミノタサハラ、マウントシャスタのクロウキャニオン3兄弟を始め、現3歳でも全兄のアドマイヤキンカク、カレンバッドボーイ、ウリウリなどを輩出しているアベレージの高い配合。母母がエアグルーヴという良血馬だが、この一族は牝馬に活躍馬が多く出る傾向があるので、全兄以上の活躍も期待できそうだ。7月20日に美浦・堀厩舎に入厩。輸送の影響で蕁麻疹を発症するという内面的な弱さがあるようで、ゲート試験合格後は放牧に出される予定。秋の飛躍へ向けて、より一層の心身の成長を願いたい。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:80  放談Xの期待値:75

シーサイドバウンド
牡 父:Big Brown 母:スターダムバウンド 栗東・石坂厩舎
母スターダムバウンドは米GI5勝馬で、2008年のエクリプス賞最優秀2歳牝馬に輝いた。奇しくも、父が同年のエクリプス賞最優秀3歳牡馬であるBig Brown。エクリプス賞受賞馬同士の夢の配合と言えるだろう。飛びが大きくスピード感満点の走りは育成時代から評判になっており、(スケールダウンこそしているが)同じ芦毛の名馬クロフネを彷彿とさせる。今週日曜新潟(芝1600m)でデビュー予定だが、Big Brown産駒に新潟の高速馬場はおそらく厳しいはず。母父Tapitでよりダート色が濃いため、今回は軽視→ダートで一変を期待したい。
ミーハー値:40  放談Aの期待値:65  放談Xの期待値:15



(2013.08.01)


ヴォルシェーブ
牡 父:ネオユニヴァース 母:ヴェイルオブアヴァロン 栗東・友道厩舎
母ヴェイルオブアヴァロンはディープインパクトの異父姉にあたり、繁殖としてはNHKマイルC3着のリルダヴァル(父アグネスタキオン)を輩出。馬主は佐々木主浩氏で、友道厩舎とのタッグでは今年のヴィクトリアマイルを勝ったヴィルシーナが有名だ。同馬は7月中旬に函館競馬場に入厩。ゲート試験合格後は放牧に出す予定で、秋のデビューを目標に調整されていく。ネオユニヴァース産駒らしく気性面の荒さはあるようだが、今のところは順調なようだ。血統面で言えば、父と相性のいい(ヴィクトワールピサを輩出した)Bustedの血が母系に入っている点は大きなセールスポイント。ただし、全姉のチャームドヴェールは500万クラスで頭打ちが続いている状態。牡馬に変わってどう出るか?
ミーハー値:70  放談Aの期待値:25  放談Xの期待値:70

ライトニングロアー
牡 父:ステイゴールド 母:ソブストーリー 栗東・佐々木晶厩舎
今年のダービー馬キズナと同じノースヒルズ生産の佐々木晶厩舎所属馬で、『同時期のキズナより上』という調教師のコメントからPOGで人気になった1頭。早期デビューを目指して5月に栗東に入厩したが、ゲートが開く音に反応して出遅れるという怖がりな面があり、ここまでじっくりと矯正をされてきた。まだゲートに不安は残るものの、十分過ぎる乗り込みで態勢は整ったことから、今週の日曜新潟芝1600mでデビュー予定。やや人気先行のきらいはあるが、兄姉3頭はいずれもPOG期間内に勝ち上がっている。まずまずの期待はできそうだ。
ミーハー値:50  放談Aの期待値:50  放談Xの期待値:25



(2013.07.25)


オリハルコン
牡 父:ディープインパクト 母:シルヴァースカヤ 栗東・池江厩舎
母シルヴァースカヤは仏G3勝ち馬。半姉ヴィルジニア(父Galileo)はキャリア1戦で臨んだチューリップ賞を4着した素質馬で、秋の飛躍が期待される1頭。同馬は5月9日に栗東に入厩。ゲート試験合格後はリフレッシュ放牧に出されたが7月10日に帰厩した。このまま調整を続け、8月3日の新潟芝1800mでデビューする予定。持ち込み2年目で父がGalileo→ディープインパクト、POGで狙うのはセオリー通りだが、ディープインパクトに母父Roberto系種牡馬の配合から大物が出ていない点だけは若干気になるところ。『ここまでは理想的な成長を見せている。完成したら凄い馬になると思う』と陣営の期待値は日に日に増しているが…。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:40  放談Xの期待値:50

ロザリンド
牝 父:シンボリクリスエス 母:シーザリオ 栗東・角居厩舎
母は日米オークス馬シーザリオ。全兄は今年の皐月賞・ダービーを2着したエピファネイア。血統的期待は当然大きいが、全兄エピファネイアはシンボリクリスエス産駒らしからぬ“脚”の持ち主で、生まれながらにして誰もが素質の高さを感じ取れるほどだった。基本的にはシンボリクリスエス産駒にあの“脚”を期待するのは酷。いくら全妹と言っても、エピファネイアを除いた兄姉の実績、また、これまでのシンボリクリスエス産駒牝馬の実績から、過度の期待はしない方がよさそうだ。調整自体は順調に進んでいるが、体質の弱さも目立つ血統だけに、今後も注意が必要。
ミーハー値:70  放談Aの期待値:20  放談Xの期待値:15



(2013.07.18)


トレクァルティスタ
牡 父:キングカメハメハ 母:ハッピーパス 美浦・藤沢和厩舎
全兄コディーノは朝日杯FS2着、皐月賞3着など昨年の牡馬路線で活躍。その兄よりも『ひと回り大きいが、体のラインは良く似ている』(藤沢和師)とのことだが、この牝系特有の気性面の煩さもしっかり受け継いでしまったようだ。物見などをして集中力を欠いたり、カリカリして騎乗者の指示に従わないことも度々見られる。現時点では動きも兄とは程遠く、気性面でも成長待ちとなると2歳戦から能力全開とはいかないだろう。一応、7月13日に入厩を予定しているが、まずは環境の変化に慣らすところから始めるとのこと。
ミーハー値:70  放談Aの期待値:40  放談Xの期待値:35


(2013.07.11)


トーセンスターダム
牡 父:ディープインパクト 母:アドマイヤキラメキ 栗東・池江厩舎
GI馬カンパニー(中央12勝)、トーセンジョーダン(中央9勝)を筆頭に、キョウエイフォルテ(中央6勝)、ビッグテースト(中央6勝)、ダークメッセージ(5勝)、ニューベリー(中央9勝)など近親には活躍馬がズラリ。全姉のミライエ(7月4日現在未勝利)は400キロそこそこの小柄な馬体が出世を妨げている感じだが、同馬はすでに500キロ近い馬体でその心配はなさそう。セレクトセールで2億5000万円という高値が付いたのは逆に不安材料ではあるが、これだけ実績十分の牝系出身なら大ハズレということはないだろう。6月末に函館競馬場に入厩済。まずはゲート試験合格を目指す。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:40  放談Xの期待値:35

ロサギガンティア
牡 父:フジキセキ 母:ターフローズ 美浦・藤沢和厩舎
母ターフローズは伊GI勝ち馬。藤沢厩舎の現2歳はアピシウス(1番人気15着)、デルカイザー(2番人気3着)、レッドウォーリア(2番人気9着)とことごとく人気で飛んでいるが、同馬は仕上がり面や完成度でそれらを一歩リード。併せ馬でも常に優勢の手応えを見せていただけに、今度こそ…の期待が高まる。先週の福島戦を除外になるアクシデントがあったが、状態は依然絶好とのこと。今週日曜函館5R(芝1800m)でのデビューを予定。出走を予定していた評判馬数頭が回避して8頭立ての少頭数。追い風も吹いている。
ミーハー値:30  放談Aの期待値:50  放談Xの期待値:65


(2013.07.04)


フェルメッツァ
牡 父:ディープインパクト 母:スキッフル 栗東・松永幹厩舎
半兄フラガラッハは2012年の中京記念勝ち馬。育成時代から『兄とは姿や形、雰囲気も似ている』と評判になっており、関係者の期待も高い。4月下旬に一度は入厩したものの、キ甲左側下部分の筋肉の腫れのため放牧に出されていた。6月7日に帰厩後は順調に調整が進んでおり、7月20日(中京芝1600m)のデビューを目標に徐々にピッチを上げている。まだ良化余地を多分に残している現状だが、今後の成長次第では兄同様の活躍が見込めそうだ。
ミーハー値:40  放談Aの期待値:40  放談Xの期待値:40

エルゴレア
牝 父:ゼンノロブロイ 母:ゴレラ 美浦・勢司厩舎
半兄は昨期POGドラフトで話題騒然となったネオウィズダム。評判ほどの活躍は見せられなかったが、期間内2勝とまずまずの結果は出した。その兄に比べ、スケールは一歩劣る印象があるものの、『成長力はあると思う。これからもっと良くなる』と関係者。現時点では左前脚球節に腫れが出たり、疲れから皮膚病になったりと、まだまだ体質面で弱いところがあるようだ。今後の成長に期待。
ミーハー値:30  放談Aの期待値:20  放談Xの期待値:15


(2013.06.27)


プリンスダム
牡 父:キングカメハメハ 母:マリーシャンタル 栗東・池江厩舎
母マリーシャンタルはエアグルーヴの半妹という良血馬。これまで大物こそ出ていないが、デビューした産駒5頭は全て2勝以上を挙げる活躍を見せている。が、この血統は素質の片鱗を感じさせる一方で、常に体質面の問題が付きまとう。兄姉は順調さを欠いた馬ばかりで、幾度も出世を阻まれた。5番仔セバストスに関しては調教中の転倒による複雑骨折でデビューすることすらできなかった。同馬はそのセバストスの全弟。やはり体質面が気になるところだ。幸い、ここまでは順調に調整されており、近日中の函館競馬場への移動が検討されているが…。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:50  放談Xの期待値:30

オリエンタルポピー
牝 父:キングカメハメハ 母:トールポピー 栗東・角居厩舎
母トールポピーは08年のオークス馬。その注目の初仔となる同馬だが、大きなアクシデントもなく順調に調教が進んでいたことから5月中旬に栗東に入厩した。しかし、入厩後は体調の変動が激しく、体力面でも不安なところがあったため、わずか2週で放牧に出された。そして、その3日後に静脈炎の診断が下った。早期発見&早期治療なら競走能力に大きな影響はないはずだが、再発性もある病だけに今後の動向に注目したい。
ミーハー値:80  放談Aの期待値:20  放談Xの期待値:15


(2013.06.20)


ウラレナ
牡 父:キングカメハメハ 母:ソルティビッド  美浦・国枝厩舎
全姉は2010年の3冠牝馬アパパネ。『ボリュームがあるのに柔らかさもある点はアパパネに似ている』とのこと。馬体重が500キロ近くあり、全体的に緩さも残っているが、まだ体が出来ていないためにスロー調整を行っているのがその理由。今後、本格的に調教を進めてからの変わり身に期待したい。だが、もともとアパパネは突然変異と呼んでもいいレベルの馬。関係者が口を揃えて言う『さすがに姉と比べるのは…』が本音だろう。過度の期待は禁物。
ミーハー値:80 放談Aの期待値:30  放談Xの期待値:20

ワンダフルワールド
牡 父:タイキシャトル 母:キャットアリ 栗東・高橋忠厩舎
今週の日曜阪神芝1400mに出走予定。半兄に今年の青葉賞を勝ったヒラボクディープ(父ディープインパクト)がいる血統で、同馬は2013年JRAブリーズアップセールにて3045万円の高値で落札された。タイキシャトル×母父Storm Catという配合は、メイショウボーラーやレッドスパーダを筆頭に“クズの少ない配合”として数年前に(少し)話題になった。ブリーズアップセール出身でこの血統なら2歳戦から能力全開といきたいが、最終追い切りは終いサッパリの平凡な内容。ここは手薄なメンバー構成でも見送りが賢明だ。
ミーハー値:20 放談Aの期待値:20  放談Xの期待値:35


(2013.06.13)


ガリバルディ
牡 父:ディープインパクト 母:シェンク  栗東・藤原英厩舎
母シェンクは伊1000ギニー勝ち馬で、繁殖牝馬としてはマルカシェンク(父サンデーサイレンス)やザレマ(父ダンスインザダーク)など重賞勝ち馬を輩出。近年は良質な産駒に恵まれていないが、同馬は早くから“藤原英厩舎の牡馬エース”として高い評価を受けている。素質の高さは日々の調教でも随所に垣間見れ、トビが大きく、エンジンがかかると沈み込むようなフットワークをするのがとても印象的。ちょっとモノが違う印象で、母の最高傑作となる可能性も十分にありそうだ。5月末に入厩済。デビュー時期は決めず、馬に合わせてじっくり調整されていくとのこと。
ミーハー値:60 放談Aの期待値:90  放談Xの期待値:80

クールオープニング
牡 父:マンハッタンカフェ 母:ファレノプシス 栗東・橋口厩舎
母は牝馬GIを3勝したファレノプシス。これまで産んだ7頭全てが牝馬に出ていた(来年の全妹も牝馬)が、8番仔にして待望の牡馬が誕生した。『牡馬だけにこれまで姉達に見られた敏感なところはなくなった』とのことだが、馬体重は姉達同様に小柄に出てしまったようだ。注目の1頭には違いないが、期待に反して調教の動きは平凡なもの。これからどんどん成長していくタイプでもなく、甥であるキズナの活躍で明らかな人気先行になっている感は否めない。今週の日曜阪神芝1400mの新馬戦でデビューするが、相手に恵まれた印象も強く、仮に勝っても過大評価は避けたいところだ。
ミーハー値:80 放談Aの期待値:10  放談Xの期待値:25


(2013.06.06)


ストームインパクト
牡 父:ディープインパクト 母:ボンバルリーナ  栗東・長浜厩舎
母ボンバルリーナは現役時JRA2勝。今年の桜花賞馬、ダービー馬を輩出したディープインパクト×Storm Cat(本馬は母母父がStorm Cat)の配合。遅生まれのため調整はじっくり進めるとのことだが、既に坂路15秒の時計を出しており、さらなる成長の余地がありそうだ。まだ頭数の少ない、父ディープインパクト×母父シンボリクリスエスという点でも注目したい。
ミーハー値:60 放談Aの期待値:30  放談Xの期待値:50

グレートアイランド
牡 父:マンハッタンカフェ 母:グレースランド 栗東・松田博厩舎
母グレースランドは現役時未勝利も、兄にはステイゴールドがいる良血馬。一つ上の半兄ラウンドワールド(父ディープインパクト)は小柄で腰甘な面が見られたが、父がマンハッタンカフェに代わり、馬体に幅が出て非力な面は解消された。それでも『手先の軽さは上と似ている』とのことで、兄を超える活躍も期待できるだろう。現在は470キロまで馬体は成長。牧場では順調に調整が進んでおり、単なる早熟馬で終わることはなさそう。
ミーハー値:70 放談Aの期待値:70  放談Xの期待値:70


(2013.05.30)


エーデルグランツ
牡 父:ディープインパクト 母:フォーシンズ  栗東・須貝厩舎
母フォーシンズは英国重賞2勝馬。全姉であるディオジェーヌ(5月23日現在未勝利)は小柄な馬体と気性面の幼さが出世を妨げている印象だが、同馬は500キロ近い大型馬に出た。ただし、『姉と似ていてテンションが上がりやすいタイプ』とのことで、大成するには姉同様に気性面の成長が課題となるだろう。ここまで順調に調整されてきたが、先日左トモの球節部分に腫れが出るアクシデント。大事ではなさそうだが、しばらくは調教を控えるようだ。素質は間違いなくあるだけに、今回の休養が気性面の成長につながれば今後が楽しみ。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:50  放談Xの期待値:60

シュタインベルガー
牡 父:ディープインパクト 母:ロイヤルファンタジー 美浦・国枝厩舎
母ロイヤルファンタジーは独重賞2勝の他、仏GIヴェルメイユ賞でも2着に好走。Galileo(ミッションモード)→ディラントーマス(グランシャルム)→ネオユニヴァース(ハイファンタジー)と、これまで比較的重厚な種牡馬に種付けされてきたが、今年はディープインパクト。兄姉に無かった素軽さが出てくれば面白い存在となりそうだが、現時点ではやはりパワータイプとのこと。調教自体は順調に進み、早めのデビューも予定されているだけに、馬体が絞れてきての変わり身に期待したい。
ミーハー値:50 放談Aの期待値:70  放談Xの期待値:50


(2013.05.23)


プロクリス
牝 父:キングカメハメハ 母:ライラプス  栗東・松田国厩舎
母ライラプスはクイーンC勝ち馬で、その母は重賞4勝を挙げエリザベス女王杯を2年連続2着したフサイチエアデール。今年は父にキングカメハメハを迎え、まさに“マツクニブランド”の結晶とも言える配合になった。同馬は5月11日に栗東に入厩。松田国厩舎のこの時期の入厩は異例とも言えるが、それだけ順調に調整されている証拠だろう。兄姉同様、大柄な馬体に出たことは気になるが、調教では素軽い動きをみせているとのこと。近年は不振にあえぐ松田国厩舎だが、この馬で復活の狼煙を上げたい。
ミーハー値:70  放談Aの期待値:60  放談Xの期待値:50

ゼウスバローズ
牡 父:ディープインパクト 母:ラヴアンドバブルズ 栗東・角居厩舎
2012年のダービー馬ディープブリランテの全弟。『兄より小柄な馬体だが、身体能力の高さと気性が勝っている点は似ている』と関係者。ここにきての成長も目覚しく、秋デビューに向けて順調に調整されているようだ。“ダービー馬の全弟で角居厩舎”という飛びつきたくなるプロフィールではあるが、同馬は“〜バローズ”で有名な猪熊広次氏の所有馬。同氏の所有馬は古馬になってから大成するケースが多く、POG期間内ではこれまで目立った活躍馬は出ていない。これをどう判断するかがペーパーオーナーにとっては難しいところ。なお、猪熊広次氏の所有馬が角居厩舎に入厩するのは初めて。
ミーハー値:100 放談Aの期待値:50  放談Xの期待値:60


(2013.05.16)


ラングレー
牡 父:ディープインパクト 母:ラヴズオンリーミー  栗東・矢作厩舎
アユサン(桜花賞)、キズナ(重賞2勝)、インパラトール(OP1着)など、現3歳世代で絶賛ブレイク中の父ディープインパクト×母父Storm Catという配合を持つ同馬。牝系には名牝Miesqueの血が入っており、同配合馬の中でも最上級の良血と言えるだろう。ただし、そのMiesqueのせいで距離に限界がある可能性は否定できない。『勝ち気な気性でテンションが上がりやすい』という話もあり、イメージとしては同厩舎の先輩であるディープブリランテに近いものがある。素質の高さでクラシックディスタンスをこなせても、本質はマイラーであるということは頭に入れておきたい。
ミーハー値:60  放談Aの期待値:80  放談Xの期待値:80

シャドウダンサー
牡 父:ホワイトマズル 母:ダンスインザムード 栗東・角居厩舎
GI2勝(桜花賞、ヴィクトリアマイル)の母は社台ファームが誇る説明不要の良血馬。産駒もダンスファンタジア(父ファルブラヴ)、サトノプレジデント(父シンボリクリスエス)、マンインザムーン(父チチカステナンゴ)と異なる種牡馬でまずまずの結果を出している。父ホワイトマズル×母父サンデーサイレンスは、アサクサキングス、シルポート、シャドウゲイト、シンゲン…と牡馬に活躍馬が集中している点も強調材料。これまでダンスインザムード一族を手がけてきた藤沢和厩舎の手元を離れ、今年は西の角居厩舎。色々な意味で注目したい。
ミーハー値:90  放談Aの期待値:60  放談Xの期待値:80


(2013.05.09)


グレンシーラ
牡 父:ゼンノロブロイ 母:ドナブリーニ 栗東・石坂厩舎
3冠牝馬ジェンティルドンナ、マイル重賞2勝のドナウブルーの半弟。現時点で490キロを超える好馬体だが、『まだ成長の余地を残している』とのことで、姉達同様秋のデビューとなりそうだ。ここまで大きなアクシデントがなく、牧場関係者の評価も上々。ドラフトでは間違いなく争奪戦となりそうだが、POG期間限定で見れば、ゼンノロブロイ産駒は牡馬より牝馬に活躍馬が多い。また、ひとつ上の半兄トパーズ(父ネオユニヴァース)は腰痛が原因で5月2日現在未出走。父も母も牝馬に良績があるだけに、牡馬に出たことがどう出るか。
ミーハー値:100  放談Aの期待値:40  放談Xの期待値:70

サトノルパン
牡 父:ディープインパクト 母:エリモピクシー 栗東・村山厩舎
半兄にリディル(重賞2勝)、クラレント(重賞3勝)、レッドアリオン(今週のNHKマイルCの有力馬)。エリモピクシーの仔は早い時期から活躍ができ、古馬になってから重賞を勝つ成長力も兼ね備えている。いずれもマイラーの印象だが、繁殖牝馬としてはかなり優秀でPOGでは外せない血統だろう。が、同馬の現状は成長待ちのスロー調整で兄達ほどの早期始動は厳しそう。この血統を手の内に入れていた橋口厩舎から村山厩舎に変わった点も不安と言わざるを得ない。エリモピクシー好きならともかく、新規で飛びつくほどの魅力はない。
ミーハー値:80  放談Aの期待値:20  放談Xの期待値:30


(2013.05.02)


【放談A】 】『時代が俺に追いついた』発言が現実味を帯び、いよいよ勝ち組への序章が始まると思われた昨期、1位指名のリジェネレーションが屈腱炎でリタイアするアクシデント。大方の予想通りたったの1年で負け組に逆戻りし、あっさり時代に追い抜かれた。『今年は近年でも最強クラスのラインナップ』と豪語しているが、恒例の無抽選ストレート指名。先行き不安である。

【放談X】 放談Aの直属の先輩で、『だぜ!』が口癖の日刊競馬の癒し系担当。昨年はデニムアンドルビーの活躍で単なるマスコットではないことを読者に証明。一方で、“ディープブリランテ級のダービー候補”と評判だった1位指名のネオウィズダムの主な勝鞍がからまつ賞(東京芝1400m)とオチも忘れていない。今期も1位指名のフィラストリートの2011を抽選勝ちし、幸先のいいスタート。必殺技は先輩百●拳。





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