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最終更新日:2024/06/21  
ソロモン
父:ミッキーアイル 母:シロインジャー
 美浦 堀厩舎
 近年の短距離戦線を賑わせたメイケイエールの全弟が登場。6月東京の新馬戦において圧倒的な成績を誇るD.レーン騎手を鞍上に迎え、今週土曜東京の1800m戦に登録している。この血統背景だけに中距離戦でのデビューは意外な印象を受けるが、師は「心身のバランスがよく気性面は大人」とGOサイン。僚馬との入念な併せ馬を消化し仕上がり面も万全だ。全姉はスプリンターとして長く活躍したイメージも強いが、チューリップ賞(同着優勝)をはじめとして3歳春までに重賞3勝。POG期間内に十分実力を発揮できるだろう。(鶴岡/2024.06.21)
放談Aの期待値:55  
放談Xの期待値:80  
鶴岡の期待値:60
スティレセイル
父:キズナ 母:コーステッド
 栗東・福永厩舎
 半兄姉にダノンベルーガ(23年ドバイターフ2着)、ボンドガール(マイル重賞2着2回)がいる血統。ビッグタイトルにこそ手は届いてないが、異なる種牡馬で立て続けに活躍馬を輩出している点に、母コーステッドの優秀な繁殖能力がうかがえる。本馬もドラフト時にはかなりの評判になっていたが、6月初旬に左後脚第一趾骨の骨折が判明。思えば、ゲート試験合格後の坂路調教の内容が案外だったのはこの兆候があったからなのかもしれない。いずれにせよデビューが3ヵ月以上遅れる可能性大。早期の復帰を願いたいところだが…。(放談A/2024.06.14)
放談Aの期待値:30  
放談Xの期待値:30  
鶴岡の期待値:70
クロワデュノール
父:キタサンブラック 母:ライジングクロス
 栗東・斉藤崇史厩舎
 母は2006年のイギリスオークス2着馬、半姉にはフラワーC2着・オークス4着のアースライズがいる血統。特筆すべきはやはり仕上がりの早さ。きょうだいの多くが7〜8月にデビューを迎えているが、本馬はそれをさらに上回り、6月最初の1800m戦にエントリーしてきた。3月に栗東に入厩した段階で斉藤師からは質の高い動きを評価されており、距離の融通も効くというジャッジ。終い1ハロンで11.2秒を計時した1週前追い切りは迫力満点。クラシックを見据える素質に併せて、現時点での完成度も兼ね備える一頭。(鶴岡/2024.06.07)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:60  
鶴岡の期待値:70
エンベッカ
父:サトノダイヤモンド 母:シンハリーズ
 栗東・斉藤崇史厩舎
 兄姉にシンハライト(16年オークス)、リラヴァティ(16年マーメイドS)、アダムスピーク(11年ラジオNIKKEI杯)がいる血統。やや旬が過ぎた印象もある母シンハリーズだが、牝馬に出れば勝ち上がり率100%(持ち込み初年度のポロンナルワは除く)という点は見逃せない。この一族らしく小柄に出たが、父サトノダイヤモンドの影響かそれほど非力さを感じさせない点も好感。このまま順調に成長すれば…という手応えだったが、5月末に右前球節に骨片が確認された。今後は骨片摘出手術を行うことも視野に入れている。(放談A/2024.06.07)
放談Aの期待値:20  
放談Xの期待値:20  
鶴岡の期待値:30
ダノンフェアレディ
父:キズナ 母:メチャコルタ
 栗東・橋口厩舎
 母はアルゼンチンのGIホース、半兄に6月初週の新馬戦を制し、札幌2歳Sでも3着と好走したダイヤモンドハンズがいる。血統から来る仕上がり早のイメージを裏切ることなく、本馬も開幕週の新馬戦に駒を進めてきた。栗東での稽古内容も好時計が並び、管理する橋口調教師も素軽い動きとスピード能力を高く評価している。現3歳世代で大いに勢いに乗った種牡馬とオーナーが、今世代もいきなりの好スタートを決めるか注目だ。(鶴岡/2024.05.31)
放談Aの期待値:80  
放談Xの期待値:85  
鶴岡の期待値:65
クライスレリアーナ
父:サートゥルナーリア 母:シユーマ
 美浦・木村厩舎
 ノーザンファームが開幕週に送り出す、新種牡馬サートゥルナーリア産駒の一番槍。父ディープインパクトの半兄ヘリファルテ・ブレステイキングも評判馬ではあったが、始動が遅かったぶんもありPOG期間内の本領発揮はならず。そのファミリーが6月初週デビューと考えると心強い。美浦での調教も順調に消化していたが、蕁麻疹の影響で最終追い切りが芝コースという点が気がかり。結局出馬登録を行ったことを鑑みれば影響は軽度と捉えて良さそうだが、若い牝馬らしい難しさを残す可能性には留意すべきか。(鶴岡/2024.05.31)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:50  
鶴岡の期待値:70
ウィンターベル
父:バゴ 母:ノチェブランカ
 美浦・木村厩舎
 2500m以上で3勝を挙げた母の初仔であり、祖母はディープインパクトとの交配で度々評判馬を送り出した独GI馬ナイトマジック。移動が早かったぶん各種媒体での露出は少ないが、3月下旬には美浦トレセン入り、再入厩後も質の高い追い切りを消化。シーズン初日の新馬戦にエントリーしてくるのも納得のデキだ。ノーザンファーム生産で父バゴ・母父ディープインパクトというプロフィールから連想されるのは、20年サウジアラビアRCを制するなどPOG期間内の活躍著しかったステラヴェローチェか。単なる速攻型としては終わりそうもない、奥行きのある一頭。(鶴岡/2024.05.31)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:70  
鶴岡の期待値:55
サラコスティ
父:エピファネイア 母:サロニカ
 栗東・池添学厩舎
 古くはドイツの名牝シュヴァルツゴルト、日本でもサロミナを起点に大きな発展を見せる牝系、"Sライン"から新たな大物候補が登場。出資募集の時点でクラシック路線の主役候補として大きな期待を寄せられていたが、それを裏切ることなく順調に成長。育成担当者のコメントでは「(エピファネイア産駒としては)これまでにない柔軟さ」という評価が目を惹く。気性面も太鼓判を押されており、中長距離の大舞台を確かに見据える一頭だ。近年多くの実績馬を輩出する、宝塚記念同日の芝1800m戦でのデビューを予定。(鶴岡/2024.05.24)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:80  
鶴岡の期待値:85
アスクセクシーモア
父:キタサンブラック 母:アイムオールレディセクシー
 栗東・福永厩舎
 米国で芝重賞を3勝した母の5番仔にあたる。この馬の何よりのストロングポイントは名前に恥じぬ好馬体。セレクトセールの会場でも一際大きな存在感を放ち、競り上がった入札額は最終的に税抜2億9000万円となった。その雄大な馬格には運動神経も備わっているようで、「トビが大きいのにバランスが良く、気品がある」と関係者のトーンも高い。4月には既にトレセンに入厩、ゲート試験にも合格済み。奥行きがあるだけにデビューこそ秋以降のようだが、厩舎初の2歳世代、超豪華ラインナップの中でもエース候補の一頭として順調な歩みを進めている。(鶴岡/2024.05.24)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:70  
鶴岡の期待値:70
アルレッキーノ
父:ブリックスアンドモルタル 母:チェッキーノ
 美浦・国枝厩舎
 現役時代フローラS制覇・オークス2着の母が送り出す3番仔。いわゆる“ハズレの少ない血統”は世に多くあれど、この馬は2頭のきょうだいがノッキングポイント・チェルヴィニアなのだから、その中でも群を抜いてハイアベレージの良血馬と言える。育成も順調で、3月には既に入厩済み。ブレの少ない走りとそれを生み出す体幹の強さが高く評価されている。兄・姉と同様に6月東京のマイル戦でのデビューを予定しているが、その2頭とは厩舎が変わっている点は注意。新馬戦から全開とはならない可能性に留意したい。 (鶴岡/2024.05.17)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:60  
鶴岡の期待値:65
エリキング
父:キズナ 母:ヤングスター
 栗東・中内田厩舎
 セレクトセール1歳馬セクションで2億1000万(税抜)の値が付いた高額取引馬。母はオーストラリアで2200mのGIを制しており、その初仔となる。ジャスティンミラノを彷彿とさせるような血統背景もさることながら、肝心の動きも評価が高い。3月に本州移動済みだが、それ以前の育成段階で坂路3ハロン40秒をマーク。ノーザンファームの育成担当者からは「(担当した中で)一番の牡馬」という評も飛び出た逸材だ。今年も豪華ラインナップの藤田晋オーナー、その中でもエースになりうる器だろう。(鶴岡/2024.05.10)
放談Aの期待値:80  
放談Xの期待値:90  
鶴岡の期待値:75
ウェリントンアーチ
父:ドゥラメンテ 母:ウェイヴェルアベニュー
 栗東・池添学厩舎
 半兄に20年の朝日杯FSを勝ったグレナディアガーズ。1つ上の半姉クイーンズウォークは今年のクイーンCを勝って桜花賞に駒を進めた。個人的にこの配合にしては大人しすぎるのでは?という印象を持っていたが、今年になってからようやく気の強い面が出てきたのでひと安心。筋肉量や体力面などまだまだ物足りないが、『春は無理せず始動は秋競馬で』ということならさほど問題ないだろう。あとは厩舎変更をどう判断するか?兄姉4頭中3頭が勝ち上がっているが、いずれも所属は中内田厩舎。唯一未勝利で終わったソパーズレーンは中内田厩舎ではなかった。(放談A/2024.05.10)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:40  
鶴岡の期待値:65
フィヤール
父:リアルスティール 母:ドバイマジェスティ
 栗東・藤原英厩舎
 半兄に21年のダービー馬シャフリヤール、17年の皐月賞馬アルアインがいる良血馬。『この血統らしく緩やかな成長曲線ですね。馬体も気性もまだまだ幼い印象でしたが、暖かくなってからグッと変わってきた感じもあります。しばらくはこのまま乗り込んで心身両面を鍛えていきます』とのこと。順調ならば夏の終わりごろの本州移動→秋デビューを期待できそうだ。1つ上の兄(シャハザマーン)の不発&父リアルスティールで人気落ちは明らかだが、これまでの実績から当然軽視はできない1頭。下位指名の一発狙いならリスト入りさせても面白いかも。(放談A/2024.05.10)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:30  
鶴岡の期待値:35
プリモシークエンス
父:エピファネイア 母:プリモシーン
 美浦・木村厩舎
 マイル重賞3勝を挙げた母の初仔。祖母モシーンという点でもPOGユーザーには馴染み深い。現時点で500キロをゆうに超える雄大な馬体の持ち主ながら、仕上がりは早く3月中旬に美浦に入厩。ゲート試験にも合格済みだ。このまま順調に行けば6月デビューも可能な進度ではあるが、大型馬ゆえの緩さもまだ残すようでデビュー時期はやや流動的。決して不安を抱えるわけではなく、伸びしろと捉えても良いだろう。総額1億2000万の募集価格に恥じない、大物感たっぷりの一頭だ。 (鶴岡/2024.05.03)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:80  
鶴岡の期待値:70
マスカレードボール
父:ドゥラメンテ 母:マスクオフ
 美浦・手塚厩舎
 父はこの世代がラストクロップとなるドゥラメンテ。半姉には先月重賞2勝目を挙げたマスクトディーヴァがいる血統。関係者からは坂路コースでの乗り味・手応えを高く評価されており、父の産駒にしては気性も素直な部類のようだ。一つ懸念点があるとすれば、祖母ビハインドザマスクから連なるファミリーの本格化は軒並み3歳秋以降だった点か。秘める能力は高そうだが、POG期間内の本領発揮なるかはポイント。近日中に美浦入厩の予定が立っており、この点でのブレイクスルーに期待したい。(鶴岡/2024.05.03)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:80  
鶴岡の期待値:65
アロンズロッド
父:エピファネイア 母:アーモンドアイ
 美浦・国枝厩舎
 注目度だけで言えば今世代一番と言っても過言ではないだろう。GI9勝の名牝アーモンドアイの初仔がついに登場する。『5月〜6月あたりに移動して夏にデビューできれば…と思いますが、今が良い成長曲線を描いている状態ですので、あくまでも馬の状態に合わせて調整していくという感じです。ポテンシャルは間違いないので大事にいきたいですね』とのこと。現在はハロン15〜16で調整中。これからより強い負荷をかけていき、順調に進めば5月中の本州移動を予定している。(放談A/2024.04.26)
放談Aの期待値:40  
放談Xの期待値:40  
鶴岡の期待値:45
リバーバレイト
父:キタサンブラック 母:リリーバレロ
 美浦・堀厩舎
 母リリーバレロは現役時代に中央4勝。本馬はその初仔になるが、牝系は活躍馬を多く出しているキョウエイマーチ一族。水準以上の活躍を期待してもいいだろう。キタサンブラック産駒にしては小柄(4月現在430キロ)な点は気になるが、『これから極端に大きくなるというタイプではないですが、しばらくは馬体と中身の成長に重点を置いた調整をしていきます。動きに関しては何も問題ありませんので体質面が強化されればもっと良いものを見せてくれると思います』と関係者。秋以降のデビューになりそうだが、値段(一口20万円)を見ても軽視はできない1頭だ。(放談A/2024.04.26)
放談Aの期待値:65  
放談Xの期待値:60  
鶴岡の期待値:55
マディソンガール
父:キズナ 母:ヤンキーローズ
 栗東・中内田厩舎
 言わずと知れた三冠牝馬・リバティアイランドの半妹。父は本年のクラシックで牡牝問わず強烈な存在感を発揮したキズナに替わっている。血統背景を見ずとも均整のとれた好馬体の持ち主だが、どうしても気になってしまうのは偉大な姉との比較。現時点では馬体のスケール感こそ姉に譲るものの、動きのセンスや積んでいるエンジンについては関係者のトーンも高い。気性の良さも強調されており、順調にデビューまで進めていけそうだ。5月中の本州移動を予定。(鶴岡/2024.04.26)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:70  
鶴岡の期待値:70
《更新は毎週金曜》
【放談A】『POGに求めているのは快楽だけ』と勝敗度外視でPOGを楽しむ重度のPOG中毒者。シャフリヤールとの出会いをきっかけに『俺、完全覚醒した』と嘯いていたが、昨年は実際にエリカヴィータやキングズパレスを指名しただけでなく、ダノンスコーピオン、タイセイディバイン、アートハウスらを下位指名するなど“普通に上手い人”になってしまった。今年も定番のストレート指名だが、近年の実績と勢いを考えると軽視は禁物(?)。

【放談X】趣味は仕事放棄とパワハラ。産まれた時から『だぜ!!』が口癖の日刊競馬の癒し系担当。昨年は安定のクロウキャニオン(ダンテスヴュー)こそボチボチ走ったが、ドラ1の重賞取消、ドラ3の骨折、ドラ5&6のデビュー戦シンガリ負けなど多くのネタを人々に提供した。今年は久々のストレート指名。注目は社内の誰からも見向きもされなかったドラ1&ドラ3だ。

【鶴岡】まだまだ馴致課程気分の若手デスク。日刊競馬アプリにて、2・3歳戦を総括するコラム「Classic Road to Derby」を担当中。本年度よりPOG関連のコンテンツに招集され『では自分も晴れて覆面レスラーですか?』と準備を始めるも、イニシャルがT.Tだったのが痛恨。重鎮・放談Tとのキャラ被りは容認されず、一人本名で荒波に揉まれることに。


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