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最終更新日:2024/05/10  
エリキング
父:キズナ 母:ヤングスター
 栗東・中内田厩舎
 セレクトセール1歳馬セクションで2億1000万(税抜)の値が付いた高額取引馬。母はオーストラリアで2200mのGIを制しており、その初仔となる。ジャスティンミラノを彷彿とさせるような血統背景もさることながら、肝心の動きも評価が高い。3月に本州移動済みだが、それ以前の育成段階で坂路3ハロン40秒をマーク。ノーザンファームの育成担当者からは「(担当した中で)一番の牡馬」という評も飛び出た逸材だ。今年も豪華ラインナップの藤田晋オーナー、その中でもエースになりうる器だろう。(鶴岡/2024.05.10)
放談Aの期待値:80  
放談Xの期待値:90  
鶴岡の期待値:75
ウェリントンアーチ
父:ドゥラメンテ 母:ウェイヴェルアベニュー
 栗東・池添学厩舎
 半兄に20年の朝日杯FSを勝ったグレナディアガーズ。1つ上の半姉クイーンズウォークは今年のクイーンCを勝って桜花賞に駒を進めた。個人的にこの配合にしては大人しすぎるのでは?という印象を持っていたが、今年になってからようやく気の強い面が出てきたのでひと安心。筋肉量や体力面などまだまだ物足りないが、『春は無理せず始動は秋競馬で』ということならさほど問題ないだろう。あとは厩舎変更をどう判断するか?兄姉4頭中3頭が勝ち上がっているが、いずれも所属は中内田厩舎。唯一未勝利で終わったソパーズレーンは中内田厩舎ではなかった。(放談A/2024.05.10)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:40  
鶴岡の期待値:65
フィヤール
父:リアルスティール 母:ドバイマジェスティ
 栗東・藤原英厩舎
 半兄に21年のダービー馬シャフリヤール、17年の皐月賞馬アルアインがいる良血馬。『この血統らしく緩やかな成長曲線ですね。馬体も気性もまだまだ幼い印象でしたが、暖かくなってからグッと変わってきた感じもあります。しばらくはこのまま乗り込んで心身両面を鍛えていきます』とのこと。順調ならば夏の終わりごろの本州移動→秋デビューを期待できそうだ。1つ上の兄(シャハザマーン)の不発&父リアルスティールで人気落ちは明らかだが、これまでの実績から当然軽視はできない1頭。下位指名の一発狙いならリスト入りさせても面白いかも。(放談A/2024.05.10)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:30  
鶴岡の期待値:35
プリモシークエンス
父:エピファネイア 母:プリモシーン
 美浦・木村厩舎
 マイル重賞3勝を挙げた母の初仔。祖母モシーンという点でもPOGユーザーには馴染み深い。現時点で500キロをゆうに超える雄大な馬体の持ち主ながら、仕上がりは早く3月中旬に美浦に入厩。ゲート試験にも合格済みだ。このまま順調に行けば6月デビューも可能な進度ではあるが、大型馬ゆえの緩さもまだ残すようでデビュー時期はやや流動的。決して不安を抱えるわけではなく、伸びしろと捉えても良いだろう。総額1億2000万の募集価格に恥じない、大物感たっぷりの一頭だ。 (鶴岡/2024.05.03)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:80  
鶴岡の期待値:70
マスカレードボール
父:ドゥラメンテ 母:マスクオフ
 美浦・手塚厩舎
 父はこの世代がラストクロップとなるドゥラメンテ。半姉には先月重賞2勝目を挙げたマスクトディーヴァがいる血統。関係者からは坂路コースでの乗り味・手応えを高く評価されており、父の産駒にしては気性も素直な部類のようだ。一つ懸念点があるとすれば、祖母ビハインドザマスクから連なるファミリーの本格化は軒並み3歳秋以降だった点か。秘める能力は高そうだが、POG期間内の本領発揮なるかはポイント。近日中に美浦入厩の予定が立っており、この点でのブレイクスルーに期待したい。(鶴岡/2024.05.03)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:80  
鶴岡の期待値:65
アロンズロッド
父:エピファネイア 母:アーモンドアイ
 美浦・国枝厩舎
 注目度だけで言えば今世代一番と言っても過言ではないだろう。GI9勝の名牝アーモンドアイの初仔がついに登場する。『5月〜6月あたりに移動して夏にデビューできれば…と思いますが、今が良い成長曲線を描いている状態ですので、あくまでも馬の状態に合わせて調整していくという感じです。ポテンシャルは間違いないので大事にいきたいですね』とのこと。現在はハロン15〜16で調整中。これからより強い負荷をかけていき、順調に進めば5月中の本州移動を予定している。(放談A/2024.04.26)
放談Aの期待値:40  
放談Xの期待値:40  
鶴岡の期待値:45
リバーバレイト
父:キタサンブラック 母:リリーバレロ
 美浦・堀厩舎
 母リリーバレロは現役時代に中央4勝。本馬はその初仔になるが、牝系は活躍馬を多く出しているキョウエイマーチ一族。水準以上の活躍を期待してもいいだろう。キタサンブラック産駒にしては小柄(4月現在430キロ)な点は気になるが、『これから極端に大きくなるというタイプではないですが、しばらくは馬体と中身の成長に重点を置いた調整をしていきます。動きに関しては何も問題ありませんので体質面が強化されればもっと良いものを見せてくれると思います』と関係者。秋以降のデビューになりそうだが、値段(一口20万円)を見ても軽視はできない1頭だ。(放談A/2024.04.26)
放談Aの期待値:65  
放談Xの期待値:60  
鶴岡の期待値:55
マディソンガール
父:キズナ 母:ヤンキーローズ
 栗東・中内田厩舎
 言わずと知れた三冠牝馬・リバティアイランドの半妹。父は本年のクラシックで牡牝問わず強烈な存在感を発揮したキズナに替わっている。血統背景を見ずとも均整のとれた好馬体の持ち主だが、どうしても気になってしまうのは偉大な姉との比較。現時点では馬体のスケール感こそ姉に譲るものの、動きのセンスや積んでいるエンジンについては関係者のトーンも高い。気性の良さも強調されており、順調にデビューまで進めていけそうだ。5月中の本州移動を予定。(鶴岡/2024.04.26)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:70  
鶴岡の期待値:70
《更新は毎週金曜》
【放談A】『POGに求めているのは快楽だけ』と勝敗度外視でPOGを楽しむ重度のPOG中毒者。シャフリヤールとの出会いをきっかけに『俺、完全覚醒した』と嘯いていたが、昨年は実際にエリカヴィータやキングズパレスを指名しただけでなく、ダノンスコーピオン、タイセイディバイン、アートハウスらを下位指名するなど“普通に上手い人”になってしまった。今年も定番のストレート指名だが、近年の実績と勢いを考えると軽視は禁物(?)。

【放談X】趣味は仕事放棄とパワハラ。産まれた時から『だぜ!!』が口癖の日刊競馬の癒し系担当。昨年は安定のクロウキャニオン(ダンテスヴュー)こそボチボチ走ったが、ドラ1の重賞取消、ドラ3の骨折、ドラ5&6のデビュー戦シンガリ負けなど多くのネタを人々に提供した。今年は久々のストレート指名。注目は社内の誰からも見向きもされなかったドラ1&ドラ3だ。

【鶴岡】まだまだ馴致課程気分の若手デスク。日刊競馬アプリにて、2・3歳戦を総括するコラム「Classic Road to Derby」を担当中。本年度よりPOG関連のコンテンツに招集され『では自分も晴れて覆面レスラーですか?』と準備を始めるも、イニシャルがT.Tだったのが痛恨。重鎮・放談Tとのキャラ被りは容認されず、一人本名で荒波に揉まれることに。


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