日刊競馬POG2022-2023
期待の2歳馬評価
最終更新日:2022/06/30
リベイラパレス
【牡】 父:エピファネイア 母:アドマイヤセプター 美浦・宮田厩舎
 半姉スカイグルーヴは重賞2着3回、半兄デシエルトはデビューから無傷の3連勝で今年の皐月賞(16着)に駒を進めた実力馬。初期馴致前にボーンシストを発症するアクシデントはあったが、『他馬より数ヶ月は遅れているものの、今はハロン14秒のキャンターまで進んでいます。この血統特有の気の悪さはありませんし、操作性が優れているのは頼もしいですね。まだ成長を促している段階ですが、秋ぐらいにはデビューできそうです』とのこと。570キロ(6月中旬)という馬体重は気になるが、現在は比較的順調に調整は進んでいる様子。クズの出ない一族だけにアクシデントさえなければ。(6月30日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:30
ウインアイオライト
【牝】 父:スクリーンヒーロー 母:コスモクリスタル 美浦・手塚厩舎
 全兄ウインカーネリアンは20年の皐月賞4着馬。現在はマイラーとして素質が開花し、オープン特別を連勝中。待望の重賞初制覇も時間の問題だと思われる。そんな兄よりも『ポテンシャルは上』と評価されているのが本馬。『クラシックを強く意識できる好素材です。体幹が強く走りにブレがない。スピードもあり、背中の良さやフットワークも上質』と期待は相当だ。6月中旬に美浦・手塚厩舎に入厩。ややゲート試験合格に苦労しそうな仕草を見せているが、遅くとも初秋までには初陣を迎えられそうだ。(6月30日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:55
ホウオウリュウセイ
【牡】 父:ハーツクライ 母:ヒルダズパッション 栗東・矢作厩舎
 全兄Yoshidaは米GI2勝馬。セレクトセール2020当歳セリにて最高額となる3億8000万円で落札された。例年人気になるこの血統だが、良くも悪くも牝系の“重さ”が色濃く影響してしまう点は気になるところ。ディープインパクト産駒の半兄ら(ジークカイザー、ヴェルテアシャフト)も父の長所である“軽さ”を全く感じさせなかった。『いい馬です。今が成長期なのでデビューは秋以降になると思いますが、かなりの大物感を感じます』とのことだが、全兄Yoshidaの活躍を考えても本質的には日本の高速馬場と合わない可能性が高い。(6月23日更新)
放談Aの期待値:30  
放談Xの期待値:40
ノイアーターク
【牡】 父:ロードカナロア 母:クールドボーテ 栗東・安田隆厩舎
 母クールドボーテは2018年の仏1000ギニー2着馬。その初仔となる本馬だが、曾祖母Clara Bowは日本で活躍馬を多く輩出しているリッスンの全姉という血統馬だ。『周囲の馬に反応するなど気性的に若いところはあります。それでも調教ではいい動きを見せてくれますし、良いモノを持っているのは間違いありません』と関係者。評判馬が揃うとされている宝塚記念当日の新馬戦(阪神芝1800m)に横山典騎手で出走を予定。当日の落ち着きはカギだが、ここで勝ち負けできるだけの能力は十分にあるはず。(6月23日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:40
ラヴェル
【牝】 父:キタサンブラック 母:サンブルエミューズ 栗東・矢作厩舎
 半姉ナミュールは今年のチューリップ賞勝ち馬。2番仔(ヴァルドレス)こそ未出走で引退したが、初仔のヴェスターヴァルトもオープンクラスで活躍中。サンブルエミューズの繁殖牝馬としてのポテンシャルは相当なものがあるかもしれない。本馬は5月12日に栗東・矢作厩舎に入厩済。『入厩して1ヵ月経ちますが、まだまだ馬が子供でゲート試験に苦労しています。枠入り不良なので少し時間はかかるかもしれません。駐立や発馬に問題はないので入ってくれればスムーズなんですが…』とのこと。それでも脚元を含めた体調や動きには何ら不安はない様子。ゲートさえクリアすれば当初の目標どおり早期デビューも十分可能だろう。(6月16日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:70
ライトクオンタム
【牝】 父:ディープインパクト 母:イルミナント 栗東・武幸厩舎
 母イルミナントは米GI勝ち馬。ディープインパクト産駒の最終世代の1頭となる注目の本馬だが、『馬体重は430キロちょっと。父譲りの素軽い動きでスピード能力は水準以上のものがあります。ただ、骨瘤や浮腫みが出たりと現状は体質的な弱さが目立ちます。成長曲線も緩やかなのでしばらくはじっくりと調整していくことになりそうです』とのこと。POG期間中の活躍は少し厳しそうな印象だ。(6月16日更新)
放談Aの期待値:20  
放談Xの期待値:30
オクタグラム
【牡】 父:エピファネイア 母:エールデュレーヴ 栗東・友道厩舎
 母エールデュレーヴは中央3勝で繁殖入りしたが、その母レーヴディマンが名繁殖牝馬レーヴドスカーの全妹という良血馬。血統的な期待値はまずまず高い。『今年に入ってから右前脚、左前脚と立て続けに骨瘤が確認されました。遅生まれということもありますし、しばらくはじっくり成長を促していくことになりそうです』とのことだが、『活躍馬の多い牝系で、未完成の今でも随所に光るモノを感じます。素質は確かなので今は我慢の時ですね』と上々の評価。デビューは秋以降になりそうだが、放談Iも出資を検討したほどの1頭。今後の動向に注目したい。(6月9日更新)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:45
バロンゾラーレ
【牝】 父:ドゥラメンテ 母:ステファニーズキトゥン 美浦・久保田厩舎
 米GI5勝の名牝ステファニーズキトゥンの4番仔。ディープインパクト産駒の姉3頭は期待ほど走れていないが、いずれも小柄な馬体で攻め切れなかったことが原因にあるだろう。本馬は父がドゥラメンテに変わって5月中旬時点で498キロ。乗り込みつつもカイ食いが落ちていない点は好感で、馬体細化の不安なく調整できるのは大きな強みだ。『この父でも折り合い面に不安はなく距離の融通は利きそう。若干トモに疲れが溜まりやすいところがあるので、そこをうまくケアをしつつ、今後馬体の成長を促していければ』とのこと。(6月9日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:40
レヴォルタード
【牡】 父:エピファネイア 母:バウンスシャッセ 美浦・手塚厩舎
 牝馬限定重賞を3勝したバウンスシャッセの3番仔。牡馬の去勢率100%(牡馬6頭全て去勢)で有名なリッチダンサー一族だが、その血筋は孫の代にもしっかりと受け継がれているようで、本馬の半兄グランプレジールも先日無事に去勢手術を終えたところ。その兄の同時期と比べても関係者の評判や手応えは明らかにこちらの方が上ではあるが、『普段は扱いやすいが、気の入りやすいところはある』という気になるコメントも。血の宿命に打ち勝ってこそクラシックが見えてきそうな気もするが、同じくデビュー前にド評判だった叔父フラットレーも結局は…。(6月9日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:70
コンエネルジア
【牡】 父:Frankel 母:レディイヴァンカ 美浦・手塚厩舎
 母レディイヴァンカは17年の米GIスピナウェイS勝ち馬。ノーザンファーム生産のFrankel産駒”と言えばグレナディアガーズ(20年朝日杯FS勝ち)が思い出されるが、その同時期と比べても前進気勢の強さや短距離適性の高さなど通じるものは多い。正直スケール面では見劣る印象も、その分小技は効きそうで、2歳戦の手駒としてボチボチ活躍を期待できそうだ。デビュー戦は6月11日の東京芝1400mを予定。(6月2日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:50
シリンガバルガリス
【牡】 父:オルフェーヴル 母:ライラックスアンドレース 栗東・松永幹厩舎
 GI4勝馬ラッキーライラックの全弟。『騎乗馴致の頃から大人しく、この父特有の気の悪さはありません。姉と似た雰囲気も出てきましたが、現状は少しパワー不足に映りますね。もう少し乗り込みを続けてデビューを迎えられれば』と関係者。4月にゲート試験は合格済。今後はNFしがらきで調整を続け、7月の小倉開催でデビューを予定している。(6月2日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:60
テラステラ
【牡】 父:モーリス 母:ステラリード 栗東・矢作厩舎
 母ステラリードは09年の函館2歳S勝ち馬。繁殖として目立った活躍はなかったが、産駒が矢作厩舎に入るとカイザーノヴァ(20年クローバー賞勝ち)、キングエルメス(21年京王杯2歳S勝ち)とプチブレイク。同じ矢作厩舎に所属する本馬にも同様の活躍が期待される。『兄の同時期と比べても遜色ない動き。このまま順調ならやはり北海道でデビューさせたい』とのこと。(6月2日更新)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:50
ユハンヌス
【牡】 父:Frankel 母:Midsummer Fair 栗東・大久保龍厩舎
 母は12年のフローラS勝ち馬。デビューした3頭の姉はいずれも中央で勝ち上がっており、父にFrankelを迎えた5番仔の本馬は早くから“ゴドルフィン軍団のエース”として話題になっている。『上も走っていますが、それでもこの馬の素質はちょっと抜けている印象です。走りにブレがなく、スピードやキレもあって距離もこなせそう。もちろん目標はクラシックになるでしょう』と関係者。注目のデビュー戦は6月18日の阪神芝1600mを予定。鞍上は岩田望来騎手。(5月26日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:70
ステラデルシエロ
【牡】 父:ダイワメジャー 母:サザンスターズ 美浦・畠山厩舎
 今年の二冠牝馬スターズオンアースの半弟。昨年11月に感染性の関節炎でクリーニング洗浄処置→今年2月に喉頭蓋下部の嚢胞切除手術と立て続けにアクシデントが続いたが、現在は順調に乗り込みを重ねており、さほど大きな遅れにはならないだろう。馬格や推進力はいかにもダイワメジャー産駒。一方で姉のような距離の融通性はあまり感じない。芝・ダート兼用のマイラータイプとして活躍が予想される。(5月26日更新)
放談Aの期待値:40  
放談Xの期待値:30
イストロス
【牡】 父:ロードカナロア 母:ドナブリーニ 栗東・音無厩舎
 半姉は12年の牝馬三冠馬でGI7勝(内海外GI1勝)の名牝ジェンティルドンナ。母の12番仔でやや旬が過ぎている印象もあったが、先日半兄のスレイマンがダート戦3連勝でオープン入りと良血健在をアピールした。本馬に関しては、遅生まれ(5月19日)を考慮したスロー調整を続けており、本州への移動は『早くても夏ごろ』とのこと。やや硬さが目立つ点がどうかだが、この一族特有の恵まれた筋肉量はしっかりと受け継いでいる。今後はそれを活かせる土台(馬体)造りが課題になるだろう。(5月19日更新)
放談Aの期待値:40  
放談Xの期待値:50
ドナウパール
【牝】 父:エピファネイア 母:ドナウブルー 栗東・斉藤崇厩舎
 叔母にジェンティルドンナ(上記参照)がいる血統馬。今年に入ってからカイバ食いが安定したことで、育成厩舎到着時に見せていた線の細さやひ弱さは完全に解消。それと同時に本馬の評価も急上昇している。『ポテンシャルは相当なものがあります。動きの質を高めている最中ですが、現時点でも十分合格点をあげられるほど。これでトモに力強さが加わればもうワンランク上の走りが見られると思います』とのこと。今後しばらくはハロン15秒ペースを継続。初陣は初秋あたりになりそうだ。(5月19日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:50
ルモンドブリエ
【牡】 父:エピファネイア 母:ラクレソニエール 栗東・友道厩舎
 母ラクレソニエールはデビューから無敗で仏1000ギニー&仏オークスを制した名牝。マル外&持ち込みだった兄2頭は中央未勝利に終わったが、3番仔である本馬は父エピファネイア。本領発揮はここからだ。募集価格(世代最高の総額1億円)からもわかるように評価はすでに“社台ファームのエース格”。500キロ超の大型馬だが、『最も調教が進んでいる組』というのも心強い。肝心の動きに関しては現状特筆すべき点はないが、これは多分に緩さが残っているせいもあるだろう。ダービールールのPOGでは一抹の不安はあるが、菊花賞ルールなら文句なく手駒に入れたい1頭だ。(5月19日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:80
ダノンザタイガー
【牡】 父:ハーツクライ 母:シーズアタイガー 美浦・国枝厩舎
 母は米GIデルマーデビュタントS勝ち馬。その5番仔にして初の牡馬である本馬は、2020年セレクトセール当歳にて2億7000万円の高値で落札された。姉の活躍(初仔のティグラーシャ以降は3頭連続で中央未勝利)を考えれば破格の高評価となったが、意外にも『今世代の早来の一番馬』という声もちらほら。もともとの牝系のポテンシャルに加えて、姉に見られた喉や脚元の不安がないというのが強調材料になっているようだ。加えて3月ゲート試験合格→夏の東京開催でデビューとなれば人気になるのも頷ける。それでもあえて難癖を付けるなら国枝厩舎×ハーツクライ産駒に目立った活躍馬が出ていない点か。賞金上位3頭(ハーツイストワール、プレミアムタイム、ダノングロワール)を見てもいずれも本格化したのは3歳秋以降でPOGには無縁。重賞はおろか、オープン勝ちすら無いのだからはっきりと物足りない。これをどう見るか。(5月12日更新)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:90
キングズレイン
【牡】 父:ルーラーシップ 母:タッチングスピーチ 美浦・手塚厩舎
 母タッチングスピーチは15年のローズS勝ち馬。1つ上の半兄(クロンマクノイズ)は体力不足でデビューが遅れ、後に骨折するアクシデントもあったが、本馬は体質的な弱さがなく、初期馴致以降も順調に調整を進めてきた。先月4月15日に美浦・手塚厩舎に入厩。その2週後にはゲート試験に合格し、現在はNF天栄に放牧に出されている。父ルーラーシップで晩成色はより濃くなった印象も、夏競馬でのデビューが可能なほどに具合はいい。本格的な乗り込みを開始してさらなる成長を期待したい。(5月12日更新)
放談Aの期待値:80  
放談Xの期待値:60
インタクト
【牡】 父:ハーツクライ 母:ロードクロサイト 栗東・矢作厩舎
 三冠馬コントレイルの誕生で注目度激高の血統だが、現3歳の半兄サンセットクラウドは5月10日時点で中央未勝利。ある程度予想していた方も多いと思うが、『結局コントレイルが特別だっただけ』というムードがより一層濃くなった。この流れでの指名はなかなか厳しいものがあるが、今年は父がハーツクライ。母父Unbridled's Songでスワーヴリチャードと同配合というのは魅力的だ。『馬っぷりは兄(コントレイル)よりいい。順調度でもこちらが上』とのこと。馬体や血統からはダートが主戦場になる可能性もあるが、兄の存在さえ無視できれば普通にいい馬。軽視は禁物。(5月12日更新)
放談Aの期待値:70  
放談Xの期待値:70
ノッキングポイント
【牡】 父:モーリス 母:チェッキーノ 美浦・木村厩舎
 2歳新馬戦開幕週の東京マイルと言えばノーザンファーム。過去5年を見ても、17年ステルヴィオ→18年グランアレグリア→19年サリオス→20年サトノレイナス→21年コマンドラインと、いずれの勝ち馬も後に重賞級の活躍を見せている。今年その出世レースにスタンバイしているのが本馬。16年のフローラSを勝ったチェッキーノの初仔で、モーリス産駒らしい前進気勢と力強さが目を惹く1頭。ここまで大きなアクシデントもなく、ハロン14秒の調教も余裕でこなしている。今年も単なる速攻系では終わりそうもないが、テンバガー、レガトゥス、ブエナベントゥーラなど、6月デビューのモーリス産駒は期待ほど案外…のケースも多々あるので一応の注意は必要だ。(5月5日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:75
トラミナー
【牝】 父:サトノダイヤモンド 母:サマーハ 栗東・藤原英厩舎
 本馬に関してはまずは顔。とにかく美人なので競馬場で見かけた際にはそこに注目してほしい。半兄シャケトラは阪神大賞典、日経賞など長距離G兇鬘馨 F8怯儕梗砲諒譽汽沺璽呂箸い┐丱汽凜.縫礇鵝蔽羆未勝利で繁殖入り)の記憶がフラッシュバックするが、小柄で非力だった半姉と違ってこちらは450キロのミドルサイズ。しかも、現在絶賛成長途上中とのことだ。父は未知数だが、種牡馬不問で活躍馬を多く輩出しているサマーハなら不安は少ない。サヴァニャンが叶わなかったクラシック出走を目指して活躍を期待したい。(5月5日更新)
放談Aの期待値:80  
放談Xの期待値:80
メズマライジング
【牝】 父:ディープインパクト 母:フォルト 栗東・藤原英厩舎
 母フォルトは米GIサンタマルガリータS勝ちなど重賞4勝と活躍。その初仔にあたる本馬はディープインパクト産駒のラストクロップということで日に日に注目度が増している。『精神的に幼いところを残していますが、ディープインパクト産駒らしい素軽さとセンスを見せています。馬体の成長を見て調教進度を上げていく予定で、夏を越した辺りにデビューの目処が立てられれば』と関係者。藤原英厩舎×社台ファーム生産のディープインパクト産駒はトーセンラー、フィエロ、ギベオン、ヴァンドギャルドなどまずまず好相性。残り少ないディープインパクト産駒の中で最も三振が少ないのはこの馬か。(4月28日更新)
放談Aの期待値:50  
放談Xの期待値:50
シュタールヴィント
【牡】 父:ロードカナロア 母:マルセリーナ 栗東・矢作厩舎
 母マルセリーナは11年の桜花賞馬。繁殖牝馬としても19年の京成杯を勝ったラストドラフトや長距離重賞で活躍中のヒートオンビートらを輩出し、上々の活躍を見せている。遅生まれ(5月6日)ということで小柄で非力な面が目立っていた本馬だが、今年に入ってから馬体は大きく成長。まだ体力不足の感は否めないが、ようやく競走馬として軌道に乗りかけている印象だ。ややデビューは遅くなりそうだが、素材そのものはやはり悪くない。ここから急成長を見せればPOG期間内の活躍も十分可能なはず。(4月28日更新)
放談Aの期待値:40  
放談Xの期待値:70
ポルトロッソ
【牝】 父:リアルスティール 母:ポルトフィーノ 美浦・宮田厩舎
 祖母エアグルーヴで素質馬を多く出している牝系だが、産駒の多くが気性難と脚部不安に悩まされている点はネック。本馬に関しても『現状心配するほどではないが、メンタル面の危うさは感じる』とのこと。半兄ポルトラーノのようにレースに使っていくごとに悪化するケースもあるので、まずは一刻も早い精神面の成長が待たれる。幸い脚元に関しての不安はなさそうで、4月8日に美浦・宮田厩舎に入厩済。20日にゲート試験に合格した後はNF天栄に放牧に出ている。このまま順調なら夏競馬が初陣となりそうだ。(4月28日更新)
放談Aの期待値:80  
放談Xの期待値:80
プレドミナル
【牡】 父:エピファネイア 母:クルミナル 栗東・藤原英厩舎
 母クルミナルは15年の牝馬クラシックで桜花賞2着→オークス3着と活躍。産駒に重賞勝ち馬はいないが、ククナ(アルテミスS2着、クイーンC3着)、アライバル(新潟2歳S2着、スプリングS2着)とPOG期間中にまずまずの結果を出している。その4番仔にあたる本馬は 『兄姉と同じで前向き過ぎる精神面がどうか』とのことだが、ここまでの調整はいたって順調。早ければ夏前の本州移動を検討されており、兄姉同様にPOG期間中の活躍も十分に期待できるだろう。(4月21日更新)
放談Aの期待値:80  
放談Xの期待値:90
スイープアワーズ
【牡】 父:ディープインパクト 母:スイープトウショウ 栗東・友道厩舎
 ディープインパクトのラストクロップであり、母スイープトウショウのラストクロップ。希少価値を考えればPOGでの争奪戦も予想されるが、肝心のセレクトセールではひと声2億円での一発落札。見栄えという点では明らかに物足りなかったものの、正直拍子抜けした方も多いはずだ(母の年齢や産駒の実績を考えれば2億円でも十分高いが)。現時点でも体は小さく、この一族共通の緩やか成長曲線はしっかりと引き継がれている。POGでは不向きに違いないが、色々と長い目で見守っていきたい1頭ではある。(4月21日更新)
放談Aの期待値:40  
放談Xの期待値:60
テンペスト
【牝】 父:ロードカナロア 母:シーザリオ 美浦・国枝厩舎
 05年の日米オークス馬シーザリオのラストクロップ。これまで数々の活躍馬を輩出したが、とりわけ“3の倍数が大当たり”というキナ臭い法則もあり、3番仔エピファネイア、6番仔リオンディーズ、9番仔サートゥルナーリアが見事GI馬となっている。そして本馬は12番仔。法則どおりならGI勝ちは約束されたようなものだが…。ちなみに先に挙げた3頭はいずれも牡馬。牝馬に出ればロザリンド(中央未勝利)、シーリア(中央2勝)など明らかにパフォーマンスダウンしている点は不安材料だ。(4月21日更新)
放談Aの期待値:30  
放談Xの期待値:70
エルダーサイン
【牝】 父:ハーツクライ 母:コンドコマンド 美浦・国枝厩舎
 日刊競馬POG2021−2022で指名ランキング1位に輝いたコマンドラインの半妹。父がハーツクライに変わったが、母系は相性が良いとされるSeattle Slewの血を持っている。スワーヴリチャード、ドウデュース、マイラプソディなどPOG期間中の活躍馬も多くいるだけに、配合面での不安は無さそうだ。3月18日に美浦・国枝厩舎に入厩。翌週にはゲート試験に合格し、現在は早期デビューを目指してNF天栄で調整されている。『気性面が成長して今は優等生。動きも体も現状は言うことがない』とのこと。(4月14日更新)
放談Aの期待値:60  
放談Xの期待値:50
バトルハーデン
【牡】 父:ドゥラメンテ 母:ラヴズオンリーミー 栗東・矢作厩舎
 半兄姉にラヴズオンリーユー(21年北米エクリプス賞受賞)、リアルスティール(16年ドバイターフ)らがいる血統。POGでは言わずと知れた良血だが、父がドゥラメンテに変わったことでKingmambo(=Monevassia)の3×2という強烈なクロスが発生。爆発的に能力が高まる期待のある一方で、もともと脚元に不安のある一族にこのクロスは大きな不安材料でもある。陣営も『脚元に注意を払いながら、馬の成長に合わせてゆっくりやっていく』とのことで、これまでの兄姉を見ても覚醒はPOG期間終了後が濃厚か。スルーも一考。(4月14日更新)
放談Aの期待値:30  
放談Xの期待値:70
【放談A】『POGに求めているのは快楽だけ』と勝敗度外視でPOGを楽しむ重度のPOG中毒者。シャフリヤールとの出会いをきっかけに『俺、完全覚醒した』と嘯いていたが、昨年は実際にエリカヴィータやキングズパレスを指名しただけでなく、ダノンスコーピオン、タイセイディバイン、アートハウスらを下位指名するなど“普通に上手い人”になってしまった。今年も定番のストレート指名だが、近年の実績と勢いを考えると軽視は禁物(?)。

【放談X】趣味は仕事放棄とパワハラ。産まれた時から『だぜ!!』が口癖の日刊競馬の癒し系担当。昨年は安定のクロウキャニオン(ダンテスヴュー)こそボチボチ走ったが、ドラ1の重賞取消、ドラ3の骨折、ドラ5&6のデビュー戦シンガリ負けなど多くのネタを人々に提供した。今年は久々のストレート指名。注目は社内の誰からも見向きもされなかったドラ1&ドラ3だ。

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