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ロックディスタウン
 わずか1ヶ月で馬場もコース形態も異なる競馬場で連勝。長距離輸送があった事も考えれば、断然の素質を兼ね備えている可能性が高い。3か月以上の休み明けの馬は苦戦傾向にあるこのレースだが、少なくとも前走より調整過程は上。それほど心配はなさそうだ。粗を探すわけではないが、オルフェーヴル×母父Storm Catという基本的にはキている配合。あっさりポカする可能性も頭に入れておきたい。【放談A】


ラッキーライラック
 ロックディスタウンと同じサンデーレーシングのオルフェーヴル牝馬で2戦2勝馬。破壊力では劣る印象だが、レースセンスで言えばこちらが上位と考える。前走でまずまず速い流れを経験したことも今回に活きそうだ。前走で行きたがっていたように、ここにきて徐々にテンションが上がってきた点は気になるが…。【放談A】


ソシアルクラブ
 初戦はスローペースの後方からの競馬。直線では前が壁になる場面もあったが、母を彷彿とさせる一気の差し切り勝ちを決めた。GI直行のローテーションも、陣営が高い素質を感じているからこそだろう。叔母に同じくキャリア1戦で阪神JFを制したジョワドヴィーヴル。勝てる下地は十分にある。ゲートや折り合いに課題が残るだけに、おそらく今回も後方からの競馬。直線勝負でどこまで届くか。【放談I】


リリーノーブル
 デビュー2連勝が楽勝といえる内容で、陣営も「現状で課題はない」と強気なコメント。ただ、初戦では頭を上げるなど、かなり折り合いに苦労していた印象。ゲートが上手な分、前に壁ができるかがポイントとなりそうだが、今回は外にいる先行型がコーディエライトだけ。その後ろに付けられればいいが…。牝馬の中1週で、極端なイレ込みにも注意したい。【放談I】


マウレア
 東京マイルを1分37秒台で2連勝。時計は平凡だが、馬群の中でもしっかり折り合い、ゴチャつく場面があってもヒルむことない勝負根性を見せるなどその中身は濃い。時計短縮はもちろん可能で、全姉が桜花賞馬アユサンならこのコースも問題ないはずだ。プロフィール面だけを見れば、4頭いる2戦2勝馬の中で最も信頼できるのはこの馬。【放談A】


放談Iの妄想
 2連勝の時計は平凡だが、そのレース内容は非常に濃い◎マウレア。馬群でヒルまない気持ちの強さは、2歳牝馬の戦いにおいて大きな武器となる。全姉に桜花賞馬アユサンとこの条件も合う。
 ○トーセンブレスの前走は出遅れてスムーズさを欠いたのが敗因。初戦のレース内容が圧巻。見直したい1頭。
 先行力ある▲ラッキーライラックは追ってからもしっかり。レースセンスは高く、ここも上位争い必至。


放談Oの妄想
  「大凡走はない」という点ではオルフェーヴル産駒の重賞ウイナー(ロックディスタウン、ラッキーライラック)が有力で、この2頭が◎○でもいいのだが、まとめて負かすことを期待したいのが◎トーセンブレス。
 新馬戦の追い込みが圧巻。相手が弱かったかというとそうではなく、新馬戦で負かしたプリモシーンは次走で好タイム勝ち。プリモシーンの2着テトラドラクマもその次に好タイム勝ち。テトラドラクマの2着ジョブックコメンも今日(12月9日)勝った。
 では、2戦目のアルテミスSでなぜ同じ脚を使えなかったのかというと、騎手が替わっていたから。初戦は出遅れても慌てず騒がず、ゆっくりと加速して外に出したが、アルテミスSではダッシュがつかないことに焦って気合をつけ、そのため引っかかってしまった。
 新馬勝ちの騎手に戻し、人気もなく気楽な立場。新馬戦と同じ乗り方をすれば、阪神外回りで豪快に追い込んでくる。


放談Aの妄想
 “サンデーレーシングのオルフェーヴル対決”と盛り上がるのは大いに結構だが、そのサンデーレーシングのオルフェーヴル牝馬を指名している私(ウィキッドアイズ)と直属の先輩(マルケッサ)はとても複雑な心境だ。どう考えてもロックディスタウンやラッキーライラックより、ウィキッドアイズやマルケッサの方が当たりのニオイがしていたのに。そんなわけで、私も直属の先輩も八つ当たりを込めてオルフェーヴル産駒2頭は軽視した。そして、奇遇なことに本命も一致した。
 ◎トーセンブレス。マイナス2人の本命一致ならプラスになるはず…と思っていたら放談O氏もまさかの本命。三人寄れば文殊の知恵という諺に期待する。



(2017.12.09)







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