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ファンディーナ
 牡馬相手というより、3戦いずれもスローの競馬しか経験していないことを不安視されるが、有力馬に先行型は少なく、極端にペースが速くなる可能性は低いはず。単純な能力比較だけならここは抜けている印象で、その意味では通用間違いなしと言ったところか。ただ、69年ぶりという偉業に対し、単勝2.6倍(土曜15時現在)は見返りが少なすぎる気も。【放談A】


レイデオロ
 2歳時の3連勝で皐月賞当確ランプが点灯しかけたが、葉牡丹賞・ホープフルSで負かした馬たちのその後は…。レースレベルに疑問符が付くのは否めないし、何よりぶっつけでの本番出走はあまりに厳しい。ポテンシャルに期待してもここ皐月賞に関しては△が妥当なところか。【放談A】


スワーヴリチャード
 前走の共同通信杯は2馬身差の完勝。直線はムチ1発のみと素晴らしい勝ちっぷりだった。ただ、新馬・未勝利の内容からも右回りは直線で激しく内にササる。1週前追い切りでも右手前のまま走っており、この点は改善されていないようだ。GIでこの気性は不安。大外を回って、どこまで追い上げられるか。【放談I】


カデナ
 馬場差やペースの問題もあるが、弥生賞の2分03秒6という走破時計は史上最遅レベル。もちろん、カデナにとって不向きな馬場だったのも確かだが、メンバーを見ても即本番直結とは言い難い。そもそも弥生賞勝ち馬は過去10年を見ても【1.3.1.5】と勝ち切れていない。【放談I】


放談Iの妄想
 今年の皐月賞は荒れる要素が大きい。
 ファンディーナは歴史的大物牝馬の可能性が高いが、やはり多頭数の牡馬相手だと一抹の不安はある。
 本命はサトノアレス。スタート不発でリズムが狂ったスプリングSだが、上がり最速タイで0.3秒差(4着)なら悲観する内容ではない。先行馬揃いで展開も向きそうだし、ひと叩きされた上積みも大きい。
 この舞台ならまず崩れないコース巧者アウトライアーズが対抗。
 単穴は前走でひと皮むけた印象のペルシアンナイト。母は2000mの重賞で上位争いをしていたオリエントチャーム。距離延長に不安はない。


放談Oの妄想
 ◎ファンディーナの3連勝はいずれも圧倒的な内容だが、特筆すべきは推定10秒5‐10秒5を記録した前々走のつばき賞。今年のメンバーなら間違いなく能力最上位。
 スタートに難あり、初の中山も歓迎ではない〇スワーヴリチャードだが、最近5年で4勝の共同通信杯からの直行組で注目。
 ▲ダンビュライトはきさらぎ賞3着→弥生賞3着と世代上位の能力を見せながら人気は急落。妙味あり。


放談Aの妄想
 最強世代と呼ばれた昨年に比べると、かなり小粒な印象は否めない今年の牡馬勢。妙なこだわりがあるようで、素直に◎ファンディーナを本命にしない(できない)予想者が多いようだが、私はそういうこだわりがあまりないので、素直にファンディーナを本命にする。
 3歳になってフィジカル面もメンタル面も大きく成長した印象の〇ペルシアンナイトが牡馬の一番手。初距離・初コースが不安視されるも、父ハービンジャーならむしろ歓迎材料だ。
 以下、中山巧者アウトライアーズ、ウインブライトも少々。



(2017.04.15)







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